Tomcat + Axis2 でSOAP! with Eclipse!

業務系のシステムを作成していると、やはり、SOAPでのやりとりってのは、非常にわかりやすく、開発がしやすいと思う。

現在続行中の開発でも、表題の「Tomcat + Axis2」で利用していて、クライアントには.NET(C#)で作成している。ただ、Axis2のバージョンが1.6.2の頃のものだし、TomcatもVer.6なので、そろそろ環境更新が必要になってきた。正直、機能的に問題は無いのだが、まぁ、新しい方が何かと良いだろうということと、顧客へのアピールにもなるし、良い機会だなぁと。

さて、気づけばAxis2もVer.1.7.2になっているらしいし、開発環境のEclipseもだいぶ更新されている。。。浦島太郎状態なので、少し調べてみた。

このサイトが一番わかりやすかったのだが、基本的に、以前とは変わっていない。しかし、躓く箇所はちゃんと(?)あって、「xmlschema-core-2.2.1.jar」がTomcatのライブラリに存在していないと、エラーとなってしまう。前述のサイトに記載があって、解決した。

というわけで、手順を画像付で記載しようと思う。

  1. Eclipseを用意する。現在最新で且つ楽なので、Pleiadesの最新版をJavaなどのライブラリ付でダウンロードする。WS000022.fw
  2. 解凍して、起動する。このとき、下記URLから「xmlschema-core-2.2.1.jar」を、解凍したEclipse配下のTomcatのライブラリ「\pleiades\tomcat\8\lib」に入れておく。※ここ重要!Apache XmlSchema
  3. メニューの「ウィンドウ」から、「設定」を選択して、下記のメニューを出す。WS000001
  4. Axis2の設定を開き、ランタイムロケーションに、ここからダウンロードして解凍したもの(フォルダ)を指定する。WS000002
  5. さらに、「サーバーとランタイム」の設定で、「Tomcat8」と「Axis2」を指定する。WS000003
  6. プロジェクトエクスプローラーで動的Webを新規作成する。WS000004プロジェクト名を入力し、ターゲットランタイムに「Tomcat8(Java8)」、動的Webモジュールバージョンは「2.5」を指定する。(3.0以上は指定できないので注意する。)WS000005
  7. 構成にある変更ボタンで下図のウィンドウを出して、プロジェクトファセットのうち、「Axis2 Web サービス」にチェックを入れる。WS000006
  8. そのまま次へを押していくと、プロジェクトが作成される。WS000007WS000008WS000009
  9. 作成されたプロジェクトにソースを追加する。WS000010WS000011
  10. ソース内容はPOJOとして作成する。例は文字列を単純に返すだけ。WS000012
  11. 作成したソースの右クリックメニューから、「Webサービス」「Webサービスの作成」を選択する。WS000013
  12. 基本的には、デフォルトで次へを押していく。WS000014WS000015
  13. 途中サーバー始動を行う。WS000016WS000017
  14. するとウィンドウ下部のサーバータブに始動済みのサーバーが表示される。WS000018
  15. このとき、コンソール内に、このような、POJOとして作成した先ほどのプロジェクトがロードされていることを確認する。これが出来ていないと、どこかに誤りがある。WS000019
  16. ブラウザで「http://localhost:8080/TEST/services/ServiceTest?wsdl」にアクセスすると、WSDLの内容が表示される。WS000020

このAxisで素晴らしいのは、POJOを作成するだけで、Webサービスを公開できるということ。うまく利用する事で、非常に簡単に業務システムを作成できる。クラス構成も単純にわかりやすく組むことができる。

何を優先して開発するかにも寄るけど、SOAPを利用した開発は、少人数から大人数で行う全ての開発に向いてるんではないかなぁと思う。

 

ちなみに、これをプロジェクトでWARにエクスポートしてTomcat上に置くことで、そのまま公開できる。う~ん、便利!WS000021

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