ずっと前からやってみたかった、植物観察用のアプリ作成をこの休みを利用して(というか、雨が降ってしまったので出かけるのもおっくうだからかなw)作ってみます。
まずはサーバを用意しなくちゃと思ったんで選定をば。
相方用に利用していた古いマシン(Dynabook3440)が、ASUS EeePC901-x購入→別途ノートPCを仕事で使うことに→EeePCを使わなくなる→相方へEeePCを譲渡 ってな感じで空いたので、これを利用することに。Windowsなんかをいまさら入れるつもりは毛頭なく、さっそくDebian化を。このノートPCは何度かこのようなインストールを続けてきたのだけど、実はそのたびにネットワークインストールだったり、フロッピーブートしたりして、結構面倒なことをしてきた。現在は、4000円という安さに惹かれて購入したBuffaloの外付けDVDドライブがあるので、これからブートすればいいのかもしれないが、いちいちUSBを認識させるだのなんだのがあると面倒くさい(実際にはインストーラーがこなれてきたので、そんな煩わしさはないのだろうけど)
そこで、またもやネットワークインストールをばと思ったが、これまでの経験がまったく残っていない。ほかの方のブログを参考にまた行うのもいいのだけど、自分でも備忘録として残しておかねばということでここに記述しようかと。
まずは、ここやここに記述があるように、自分のメインマシンにVMware上にDebianを入れて、そこへtftpdサーバを立ち上げることに。この方法は以前から利用していて、研究で利用していたRedHat7をよみがえらせるために利用していたりした。
では、長くなりましたが、インストール方法を。
まずはVMware上にDebian(lenny)を入れる。もう最低限(基本ソフトだけ。Xも入れない。)でOK。インストール後にopenssh-serverをインストール。これで外部からアクセス可能なので、puttyでアクセスして作業を行う。(だって、VMware2.0のWebClientって使いにくいし、しかも2.0.1になったらInfrastructure Clientもなくなってるんですもの…orz)
以後puttyでアクセスして作業続行。
まずはDHCPサーバのインストール。
aptitude install dhcp3-server
インストール中に起動できねぇって怒られるけど、まだ設定ができていないので当たり前。気にしない~♪
Starting DHCP server: dhcpd3check syslog for diagnostics. failed!
failed!
invoke-rc.d: initscript dhcp3-server, action “start” failed.
次に設定。/etc/dhcp3/dhcpd.confの設定はこんな感じ。
#option domain-name “example.org”;
#option domain-name-servers ns1.example.org, ns2.example.org;
subnet 192.168.1.0 netmask 255.255.255.0 {
range 192.168.1.210 192.168.1.213;
option routers 192.168.1.1;
option broadcast-address 192.168.1.255;
option domain-name-servers 192.168.1.1;
next-server 192.168.1.10;
}
host notepc {
hardware ethernet XX:XX:XX:XX:XX:XX;
fixed-address 192.168.1.212;
filename “/pxelinux.0”;
}
重要部分しか載せていないので注意してね。
このサーバ自身のIPアドレスが「192.168.1.10」、ルータのIPが「192.168.1.1」。hardwareのところは、tftpbootする側(今回はノートPC)のEthernetのMACアドレスを記入する。filenameはこのあと用意するネットワークインストール用のファイル。
ちなみに、同じネットワーク環境上でルータが存在していて、これはDHCPサーバでもあるわけだけど、おいらの環境では問題なく、今回立ち上げたサーバからIP取得してくれる。今まで何度となくやってみたけど、この辺で問題になったことはない。なぜだかわからんので、今度調べてみたいなぁ。
次はtftpdのインストール。Debianでは3つのパッケージがあるけど、推奨されているのはtftpd-hpaなので、それを利用する。
aptitude install tftpd-hpa
すんなり入るはず。次に設定。/etc/default/tftpd-hpaを編集。(これは明示的にtftpdを動かすためのものなので、特に必要はない)
RUN_DAEMON=”yes”
で、起動。
/etc/init.d/tftpd start
そしたら、tftpdのルートディレクトリに、ネットワークインストール用のデータを用意してやる。
cd /var/lib/tftpdboot
wget ftp://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/dists/stable/main/installer-i386/current/images/netboot/netboot.tar.gz
tar xzvf netboot.tar.gz
これで準備完了。ノートPC側でネットワーク起動をしてやればいい。今回のノートPCでは、起動時にF2キーを押して、Nキーを押すとネットワークブートする。自動でDHCPサーバからIPとって、filenameで指定したファイルを持ってきて、インストーラが起動するはず。
あぁ、書くのに疲れたw
まぁ備忘録なんで人の参考になるかはわからないけど、誰かの何かの足しになれば…。ではでは。